桜並木道



「見て見て、周助君!」

彼女はそう言って、桜を見上げた。
僕は桜をバックに彼女を撮った


「ふーじ。」

英二にを呼ばれて、ふと現実に戻る。
今、英二が遊びに来ていて、棚から何かを探し出している。としばらくして、
しまっておいたアルバムが出てきた。
英二が見せてくれと言うので、二人で見ることにした。
アルバムを見ていると、ある写真が出てきた。
満開の桜をバックにして、女の子が一人、笑顔で写っている。

「この子誰?」

英二僕の手にある写真を除きこんで言った。
僕は話すべきか、話さないべきか迷った。
そして、重たい口を開いた。

「彼女の。僕と同じ年。」


この写真を撮ったのは中一の春――。
まだ、中学にはいて間もない頃。
僕とは同じ小学校から違う中学校へと進んだ。
は生まれつき体が弱かったが、そんな事はまったく関係ないくらい明るかった。
桜が満開の頃、が突然言い出した。

「ねぇ、周助君、二人でお花見行かない?」

何だか、悲しそうな眼をしたを見ると、断れなかった・・・。
もちろん、断るつもりもなかったが――。

「うん。良いよ。」


次の日、僕たち二人は一緒に公園に向かった。
久しぶりに二人で騒いだ。その帰り道、
桜並木道を歩いていると、が突然立ち止まってから、
一本の桜に木に走り出した。
満開の桜。―― 大きな、大きな桜。それが、この写真の木。

「桜は私が一番好きな花なんだ。」

は嬉しそうに笑って、桜の木を見上げた。
徐々に空が暗くなり、街灯がついてきた。
桜の木も少しずつライトアップされる。


「夜桜って、すごくきれいなんだよ。」

僕は風になびく髪をかきあげて、桜を見上げた
は以前、夜桜を見たことがないと言っていた。
しばらく二人で話し合い空が暗くなると二人で桜を見た。
闇にピンク色の花が浮かび上がり、とても幻想的だ。

「うわー。綺麗。」

は目を輝かせた。

そんな彼女を見ていると少しだけ幸せに感じた。

「ねぇ、周助君、来年も・・・、次の年も・・・、そのまた次の年も、
ずっと毎年一緒にこの桜並木道に夜桜見に行こうよ・・・。一緒にさ・・・。」

「うん・・・。そうだね。」

そう言って、二人で約束を交わした。


「ふぅん。じゃぁ、今年もその子と夜桜見に行ったの?」

英二の言葉に僕は首を横に振った。

「亡くなったんだ。この年の春の終わりに・・・風邪ひいて、肺炎にかかってね。」

英二は僕の言った事に言葉をなくしたようだ。
去年はどうしても、あの桜並木道を通りたくなくて・・・、
だけど、あれが彼女との・・・、との最後の約束だから・・・。

「今夜・・・、あの桜を見に行こうかなぁ?英二も来る?」

もちろん。の写真も持ってね。





後書き。
下手・短い・展開早い。ごめんなさいいっ!!(>_<;)
今時、肺炎でそう簡単に死ぬか?あぁ、ごめんなさいっ!
これは悲恋なのでしょうか?(聞くなよ。)
終わり方とか変だし・・・。すみません。
こんなヘボい物を読んでくれた方!ありがとうございます。(ペコリ)
次こそはもっと上手く!!
以上。飛沫央登


緋色隼樹の後書き?
どうも!毎度毎度お世話になってますー。
飛沫の友人、同盟の団長、緋色隼樹です。
ドリーム書いてくれてありがとう!!
飛沫こそ、こんな同盟に入ってくれてありがとう!!
感謝します。持つべきものは友達だね☆

Gポイントポイ活 Amazon Yahoo 楽天

無料ホームページ 楽天モバイル[UNLIMITが今なら1円] 海外格安航空券 海外旅行保険が無料!